2017年3月15日水曜日

新しいSoulmate、河村博司君

 先日のベチコとの話をさかのぼって、2011年8月。
 ローリング・ビーンズでベチコと2度目のシークレット・ライヴを開催した。その段階でベチコとは10本のライヴ・ツアーをやっていた。
 その日、フラリと見に来てくれたのが、元ソウルフラワーユニオンの河村博司君だった。ローリング・ビーンズのご夫婦に紹介してもらい、ライヴ後のお店での軽い打ち上げにも参加してくれた。その席で、ベチコと河村君が話し込んでいる姿があった。後で聞いたんだが、その翌日のライヴに、河村君がベチコを誘ったということだ。
 それから、河村君が様々なシンガーやミュージシャンをベチコに紹介し、ベチコのキャリアは大きく広がっていった。だから俺はきっかけを作っただけで、今のベチコの活躍は河村君と知り合ったことが大きい。

 1年半後、俺は河村君とジョイント・ライヴをやった。そこから何度もお互いのライヴに顔を出し、関係が深くなっていった。
 2014年、シングル〈パパの叙事詩 / Kiss〉をリリースし、その年にもう1枚シングルを出すことを考えている時、自然と河村君が浮かんだ。河村君のドラマチックで繊細で緻密なアレンジで歌いたいと思った。
 話はトントンと進み、彼のプライベート・スタジオに入り、〈光が降る / ばあちゃんごめんね〉をレコーディングした。〈ばあちゃんごめんね〉にはベチコも参加している。
 さらに去年、もう1枚のシングル〈美しい沈黙〉も河村君プロデュースでリリースした。

 お互いの音に対する取り組み方への理解もかなり深まった。かなりの回数、酒も酌み交わした。
 さあ次は、アルバムだ。




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