2024年4月26日金曜日

小山卓治 FAN MEETING

  〈428 〜封鎖された渋谷で〜〉にちなんで、4月28に〈小山卓治 FAN MEETING〉が開催される。
 内容は盛りだくさん。すごい楽しそうだ。俺はビデオコメントを送った。
 こんな熱狂的なファンに支えられて、俺は41年歌い続けてこられたんだな。
 ぜひ参加して楽しんで!




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2024年4月25日木曜日

エンドロールにスプリングスティーン

  映画『ブルックリンでオペラを』を見た。
 潔癖症な精神科のカウンセラー、アン・ハサウェイ、スランプ中のオペラ作曲家、ピーター・ディンクレイジ。ある時ピーターがバーで女船長と出会ったのをきっかけにモリモリ曲が沸いてくるが。
 2人の息子の恋も関わり意外な展開へ。
 プロデュースも務めたアン・ハサウェイは、特別出演的な感じではあったが、彼女なしでは成立しない作品だった。

 エンド・ロールでブルース・スプリングスティーンの〈Addicted to romance〉が流れた。映画の公開に合わせてデジタル・シングルでリリースされた歌だった。ほぼピアノだけのシンプルさがすごくいい。




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2024年4月23日火曜日

ありがとう米子 ありがとう広島

  来てくれてありがとう。また行くよ。必ず!

■ 米子 music bar Hana Hana

01.夕陽に泣きたい
02.夢の島
03.HEAT OF THE NIGHT
04.Escape
05.雨の音を聴きながら
06.Blind Love
07.談合坂パーキングエリア
08.煙突のある街
09.ばあちゃんごめんね -Kumamoto Intonation-
10.冒険が始まる
11.PrimaとNoir
12.街角のできごと
13.ダリア
14.傷だらけの天使
15.Bad Dream

E1.朝まで待てない
E2.カーニバル

E3.前夜

E4..PARADISE ALLEY


photo : Yumiko Itou

■広島 OTIS!

01.Shape Of Life
02.DOWN
03.西からの便り
04.Lucky Guy
05.雨の音を聴きながら
06.光が降る
07.談合坂パーキングエリア
08.煙突のある街
09.ばあちゃんごめんね -Kumamoto Intonation-
10.冒険が始まる
11.PrimaとNoir
12.街角のできごと
13.ダリア
14.ひまわり
15.Hustler
16.最終電車

E1.Bad Dream
E2.下から2番目の男

E3.PARADISE ALLEY


photo : Rieko Ohnishi


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2024年4月17日水曜日

米子、広島へ

 ツアーは続く。今週末は鳥取の米子、広島へ。
 《DAHLIA》の歌も聴いてほしいし、懐かしい歌もたっぷりやりたい。
 会えるのを楽しみにしているよ。

〈DAHLIA Tour 2024〉
■4月20日(土) 鳥取 米子 music bar Hana Hana
■4月21日(日) 広島 OTIS!
詳細と予約はこちら






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2024年4月16日火曜日

サンキュー名古屋!

  《Well -Songs of 35 years-》と《DAHLIA》を全曲歌うライヴ。
 初日の1曲目からすごい歌声が響き、最後は爆発しそうだった。

 3月の新横浜 LiTでのバンドライヴの時、オーナーさんから聞いた話がある。LiTで泉谷しげるさんがライヴをやり、そこで言ったのが「この後はスマホで動画撮ってもいいぞ。でも自分だけのものにするんじゃなくてSNSで配信して、たくさんの人に届けてくれ」。
 最近YouTubeなどに散々アップされている、海外シンガーのドームクラスのライヴを見ると、動画を撮っている数え切れないスマホが揺れている。以前は取り締まっていたものだが、もう不可能になった。どのシンガーも、これはこれだと捕らえているんだろう。それならいっそ共有した方がいい。
 ラストの方のアップテンポの曲を始める前に言った。
「ここからは動画を撮ってもいいよ。『小山卓治公認』だよ」。

 7/6(土)名古屋 パラダイスカフェ21と、7/7(日)静岡 焼津 スナック&ライブ Bar ミラージュ開催される〈松藤英男 × 小山卓治 SPECIAL LIVE TOUR 2024〉の話をした。すでにけっこう予約が入ってきている。きっと盛り上がるだろうな。
 〈松藤英男 × 小山卓治 SPECIAL LIVE TOUR〉は、大阪でもやることになっている。

01.欲望
02.under control
03.FILM GIRL
04.手首
05.Shape Of Life
06.サヨナラまたねのすぐ後に
07.結晶
08.YELLOW WASP
09.南十字星
10.Night After Night
11.雨の音を聴きながら
12.少年と風
13.ILLUSION
14.Hustler
15.最終電車
16.下から2番目の男

E1.負けないで
E2.ひまわり

E3.いつか河を越えて

E4.PARADISE ALLEY


Photo : Dosyo

 2日目の午後、時間があったから徳川美術館に行った。国宝級の展示物に加えて、特別展『花咲い、風の吹くらん』と『人・ひと・ヒト 浮世絵の人と顔』を見ていたら、3時間近くたっていた。
 〈ONE〉メンバーへのお土産にポストカードを購入。〈ONE〉への感想やリクエストを送ってくれるかな? その中から抽選で5名に送る。
 今はちょうどサーバの変更をしているところで、年会費の支払いやバースデイメッセージがとどこおっているから、それ以外の内容で送ってね。


Photo : Takuji

 LIVE SALON Johnnyはジャズ・バーだから、俺のようなシンガーがやることはほぼない。オーナーのマリアさんが歌を気に入ってくれて、やらせてもらえることになった。ゆったりとしたソファ、リビングのような照明、壁にはミュージシャンの写真、すばらしい響きのグランドピアノ。お店自体が楽器のように鳴る。
 前日とうってかわって、静かに聴き入るライヴになった。歌詞のひと言ひと言が、染み入るように伝わっていくのを感じながら歌った。
 そして後半は、やっぱり爆発。

01.花を育てたことがあるかい
02.太陽に手が届きそうだ
03.談合坂パーキングエリア
04.真夜中のボードビル
05.Gallery
06.The Fool On The Build’
07.クリスタルレインドロップ
08.PrimaとNoir
09.ばあちゃんごめんね -Kumamoto Intonation-
10.冒険が始まる
11.靖国通り、月曜の午後
12.街角のできごと
13.ダリア
14.傷だらけの天使
15.夢の島
16.カーニバル

E1.Yellow Center Line
E2.Passing Bell -帰郷-

E3.種の歌

E4.もうすぐ


Photo : Dosyo

 両日とも19曲のセットリストだったが、アンコールが止まらず1曲ずつ追加したから、2日で40曲歌った。盛り上がってくれて本当にありがとう。次は7月に行くよ。

 今回の名古屋と、来週の米子と広島のライヴはたくさん写真を撮って、〈ONE〉に『フォト&エッセイ』を掲載するつもりだ。お楽しみに。


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2024年4月10日水曜日

名古屋へ

  今週末は名古屋 2 Days。
 2017年にリリースしたベスト・アルバム《Well -Songs of 35 years-》と、最新アルバム《DAHLIA》の全38曲を歌うライヴ。
 2日分の起承転結、セットリストができあがった。とんでもなく濃い内容だ。
 13日は残席わずか、14日はソールドアウトで5席増席。
 楽しんで。

〈DAHLIA & Well Tour 2024 in NAGOYA 1st Day〉
■4月13日(土) 名古屋 Barong's grill and L.D.K# ばろん
〈DAHLIA & Well Tour 2024 in NAGOYA 2nd Day〉
■4月14日(日) 名古屋 LIVE SALON Johnny

2023/8/6 名古屋 LIVE SALON Johnnyのライヴ動画(YouTube)






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2024年4月9日火曜日

1モーニング、1アーティスト

  Amazon Music Unlimitedにしてからの朝のルーティン。コーヒーを飲みながら1アーティストのアルバムを1枚聴く。以前よりよっぽど音楽を聴くようになった。自由業ならではのルーティンではあるが、その分早起きになった。
 以前「Unlimitedでは昔のシンガーのアルバムは数枚しか聴けない」と書いたが、かんちがいで、とてつもない数の音楽がそろっている、マニアックなところでチーフンタンズやボリス・ヴィアンで検索しても、かなりの数のアルバムを聴くことができる

 そんな中、キャット・スティーヴンスを再発見した。昔ラジオから流れていた歌がたくさんある。
 1966年にデビューし、世界で6000万枚のアルバムを売り上げた。
 〈The First Cut Is the Deepest〉は、ロッド・スチュワートやシェリル・クロウなど多数のシンガーがカバーしている。
 1978年にイスラム教に改宗してユスフ・イスラムと名乗り音楽界から身を引くが、1990年代に復帰し、75歳の今も現役バリバリで歌っている。2014年にロックの殿堂入りを果たした。

 1970年に大ヒットした〈父と子〉。うかつにもこの歌は知らなかった。
〈父と子〉
 歌詞は父と子の会話になっている。歌い始めは父の言葉、途中から1オクターブ上げて歌うところは息子の言葉という、絶妙な構成。
 「I Know I have to go(僕は行かなきゃいけない)」。妙な言い方だが、まるで俺が作ったんじゃないかと思うほど、俺の家族の歌とリンクしている。
〈父と子(2007)〉
 37年後、同じ歌を59歳で歌っている動画。なんて素敵な歳の取り方をしているんだろう。
 去年リリースされた新譜を聴いた。全然枯れていない。




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2024年4月7日日曜日

〈熊本応援ライヴ〉

  阿佐ヶ谷Harnessでは17回目になる〈熊本応援ライヴ〉。ソールドアウトになった。
 今回も3人と2組がセッションに参加してくれた。それぞれの選曲がやけに濃かったな。
 売り上げの¥62,500を「熊本城 災害復旧支援金」に送る。いつもありがとう。

 会場には、オヤマニア渾身のマニアックな写真が貼られていた。俺の幼少期やバイト時代の写真。これ、いつどこで出したんだっけ、とお客さんに聞いたら、ずいぶん昔、エイプリールフールの日、オフィシャルサイト〈RED & BLACK〉を1日だけ〈YELLOW & BLACK〉に替えて、こんな写真を掲載したんだった。
 まだSNSもなかった時代、オフィシャルサイトでいろんな実験や遊びをやっていたっけ。いやそれにしても、そのデータを取っていたなんて……。ライヴ後、サインしてお客さんにプレゼント。いやはや。

01.PARADISE ALLEY
02.祭りの季節
03.手首
04.失われた週末
05.冒険が始まる
06.最初の奇跡
07.ジャングルジム
08.Aの調書 [with 仲間彰義]
09.南十字星 [with 飯山彰, 藤岡徹]
10.YELLOW WASP [with 西沢勝則]
11.真夜中のボードビル [with 吉野裕紀, 松岡孝子]
12.紫の夜明け [with 吉野裕紀, 松岡孝子]
13.Passing Bell [with Yasu]
14.雨の音を聴きながら
15.Night After Night
16.こわれた自転車

E1.Shape Of Life
E2.夕陽に泣きたい

E3.いつか河を越えて




photo : Yukari Watanabe


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2024年3月31日日曜日

TAKUJI, HISASHI & TOBEN ダビング完了

  白浜スタジオに3人が集結して、最後のダビング作業。
 1971年リリースの日本の歌を新たにカバー。1人がボーカルを担当するのではなく、3人がボーカルを分け合い、そこにコーラスが重なる。これはすごいぞ。
 次は俺の歌のボーカルダビング。先日録ったテイクに満足がいかず、歌い直した。

 これで全10曲がそろい、改めてラフミックスを聴き直しながら全体をアジャストしていく。白浜さんのプロデュースはもちろんのこと、トーベンさんの的確な提案もすごい。いまさらながら勉強になることばかりだ。
 トーベンさんの曲のアレンジを大胆に変えることにし、トーベンさんがアコギのストロークを入れる。歌を作った本人のストロークは、本人にしか出せない味がある。歌のノリを誰よりも理解しているから、真似できるものではない。だが、このダビングは結局ボツになった。
 ドラムとベースをばっさりカットしたことで歌のノリが変わり、トーベンさんが改めて歌い直し。
 今、YouTubeにアップしている3曲のアレンジも、ずいぶん変更された。

 すべてのダビング作業を終え、初めての3ショット。やっぱり濃いな。








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2024年3月30日土曜日

米子、広島へ!

 41年目がスタートして、これからたくさんの街へ行く。
 4/20(土)は米子 music bar Hana Hanaへ。翌日は中国山地を越え、広島 OTIS!へ。アルバム《DAHLIA》の歌をたっぷり届けるよ。

〈DAHLIA Tour 2024〉
■4月20日(土) 鳥取 米子 music bar Hana Hana
■4月21日(日) 広島 OTIS!


米子 music bar Hana Hana


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2024年3月26日火曜日

名古屋 2 Days そして大阪 2 Days

  名古屋と大阪で2日連続のライヴをやるのはひさしぶりだ、タイトルは〈DAHLIA & Well Tour 2024〉。
 アルバム《DAHLIA》と、2017年にソニーレコードからリリースされたベスト・アルバム《Well -Songs of 35 years-》に収録した全38曲を、2日で歌いきるライヴ。つまり、2日間で1曲もかぶらないセットリストになる。
 《DAHLIA》を全曲歌うのは初めてだし、ベストアルバムも含めてのセットだから、相当濃い内容になるのは間違いない。2日で完成するライヴ。ぜひ参加してね。

〈DAHLIA & Well Tour 2024 in NAGOYA 1st Day〉
■4月13日(土) 名古屋 Barong's grill and L.D.K# ばろん
〈DAHLIA & Well Tour 2024 in NAGOYA 2nd Day〉
■4月14日(日) 名古屋 LIVE SALON Johnny

〈DAHLIA & Well Tour 2024 2Days〉
■6月1日(土)■6月2日(日)大阪 music bar S.O.Ra

2023/8/6 名古屋 LIVE SALON Johnnyのライヴ動画(YouTube)






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2024年3月21日木曜日

グランド・ファイナル!

  最高の夜になった。最後はひさびさに総立ちの盛り上がりで、客席からの歌声がはんぱなかった。心からありがとう。
 ダリアのスタンド花、嬉しかったよ。
 さあ、今日から41年目のスタートだ!

01.カーニバル with Wonder 5
02.夢の島 with Wonder 5
03.Shape Of Life with Wonder 5
04.under control with Wonder 4
05.少年と風 with Wonder 4
06.サヨナラまたねのすぐ後に with Wonder 4
07.雨の音を聴きながら with Wonder 4
08.南十字星 with Wonder 2
09.ばあちゃんごめんね -Kumamoto Intonation-
10.西からの便り with Wonder 1
11.Aの調書 with Wonder 1
12.PrimaとNoir with Wonder 4
13.ダリア with Wonder 5
14.傷だらけの天使 with Wonder 5
15.Bad Dream with Wonder 5
16.世界はすばらしい with Wonder 5

E1.冒険が始まる with Wonder 3
E2.ILLUSION with Wonder 5

E3.Aspirin with Wonder 5
E4.最終電車 with Wonder 5

E5.街角のできごと with Wonder 4
E6.FILM GIRL




photo : Yukari Watanabe


Photo : Takuji


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2024年3月16日土曜日

〈熊本応援ライヴ〉セッション募集

  熊本地震の直後から始めた〈熊本応援ライヴ〉は18回目になる。スタート当初からやってきた俺とのセッションを、今回も募集する。すでに2人から応募が来ている。
 熊本のためにちょっとだけ手を貸してくれると嬉しい。

 写真は、ファンの方がプリントアウトしてharnessにディスプレイしてくれた、時代ごとのポスターやフライヤー。こんな人たちに俺はいつも支えられている。

4/6(土)〈熊本応援ライヴ 東京 阿佐ヶ谷 harnes〉

『熊本城を救え Restore Kumamoto Castle』


photo : Yukari Watanabe


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2024年3月14日木曜日

バンドライヴ!

  Wonder 5とのリハーサルは順調に完了。スタジオに照明オペレーターの葛西ちゃんも来て、準備が整った。あとは楽しむだけだ。

〈40th Anniversary Live Grand Finale〉 
■3月20日(水祝) 神奈川 新横浜 LiT


photo : Yukari Watanabe


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2024年3月12日火曜日

〈路傍のロック〉TAKUJI, HISASHI & TOBEN

  TAKUJI, HISASHI & TOBENの第1弾、〈路傍のロック〉を公開。
 この後、湯川トーベンさんのボーカル曲、白浜さんのボーカル曲と、立て続けに公開していく。そのサウンドを体感して。

 3人での初ライヴは、7/27(土)東京 新宿御苑 Rutoで開催。近々予約をスタートさせる。




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2024年3月7日木曜日

Wonder 5 リハーサル始動

  去年9月のライヴ以来、半年ぶりにメンバーがそろった。音を出し始めると、先月くらいにやっていたような感覚になる。ママになったベチコも絶好調。
 《DAHLIA》の曲をプレイ。CDに音源として記録された音が、見事にバンドサウンドに昇華していく。ゾクゾクする。
 3/20は《DAHLIA》収録の歌は全曲やる。そしてもちろん、みんなが盛り上がってくれる歌もたくさんやるよ。
 関東近県のお客さんだけじゃなく、全国からも予約が届いている。40周年グランド・ファイナル。楽しんでね。

〈40th Anniversary Live Grand Finale〉
3月20日(水祝) 神奈川 新横浜 LiT




Photo : Staff


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2024年3月5日火曜日

アニメーションの魅力

  『ブレンダンとケルズの秘密(Amazon Prime Video)』を見た。今まで見たことがないアニメーションだった。昔のアイルランドを舞台にした、美しくて神秘的な物語。
 音楽もすばらしかった。途中で少女が歌う〈Aisling Song〉、ラストに流れるKiLA〈Cardinal Knowledge〉

 『ダムキーパー(YouTube)』は、ピクサーのアートディレクターだった堤大介氏が制作したショートムービー。

 絵本で読んだ『ぼく モグラ キツネ 馬』も様々なアニメーションになっている。




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2024年3月1日金曜日

《DAHLIA》セルフ・ライナーノーツ

 01.少年と風
 「昔々(long time ago)」で始まる歌は、黎明期のフォークソングにはよくあった。この始まりで歌を作りたいと以前から考えていた。ドン・マクリーンの〈アメリカン・パイ〉(「long long time ago」で始まる)も頭にあった。
 この歌でやりたかったもうひとつは「です・ます調」での統一だ。

02.雨の音を聴きながら
 2004年にスタートした、オフィシャルファンコミュニティー〈ONE〉で、オリジナルの詩をポエトリー・リーディングし、BGMと映像をつけた作品を3ヶ月に1本作っていて、トータルで50本作った。当初から、いずれ曲として着地させるつもりだった。
〈ポエトリー・リーディング〉

03.サヨナラまたねのすぐ後に
 これも〈ONE〉のポエトリー・リーディングがオリジナル。オリジナルの方は静かなイメージだったが、釜山で軽快なメロディに乗った。
〈ポエトリー・リーディング〉

04.PrimaとNoir
 〈Midnight Primadonna〉に登場させた少女は、“無垢の象徴”だった。ある時から、この歌の続編を描きたいと思い始めた。少女を大人にさせたかった。
 作り終えて感じたのは、“無垢”というものは、決して手に入らないものだということだった。

05.Shape Of Life
 2005年に書いた〈ONE〉のポエトリー・リーディングがオリジナル。オリジナルは短い詩だった。歌にするのに18年かかったわけだ。

06.南十字星
 5年前のベストアルバム《Well -Songs of 35 years-》のボーナストラックとして収録した歌だ。アコギの弾き語りでの収録だったから、いつかちゃんとした形でレコーディングしようと思っていた。

07.冒険が始まる
 これまで家族の歌はたくさん作ってきたが、この切り口での歌は初めてだ。最初に作ったのが〈家族〉だから、ずいぶん変化してきた。

08.ダリア
 〈少年と風〉とこの歌は、歌の始まりから終わりまでに何10年も時が流れている。その分、他に比べて長い歌詞になった。
 赤いダリアは、ずっと以前からイメージとしてあった。ようやく歌にすることができた。

09.街角のできごと
 以前、デザイナーのコヤマ君に「小山さんなりのクリスマスソングを聴いてみたい」と言われたのをずっと憶えていた。
 シングアウトみたいなクリスマスソングは俺の柄じゃない。街角の物語に仕上げた。

10.under control
 「under control」とは「制御されている 管理されている」という意味。
 白浜久さんとの初の共作となったこの歌の歌詞は、2013/9/7、ブエノスアイレスで開催された国際オリンピック委員会総会での、日本にオリンピックを招致するための安部首相のスピーチがきっかけで書いた。
「Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you, the situation is under control」
「福島について懸念している方もいるでしょう。私は保証します。状況は制御されています」
 東日本大震災で、福島第一原子力発電所の大事故が起きたのが2011年。たった2年しかたっていない時期のそのスピーチに強烈な違和感を感じ、詞を書いた。

11.ばあちゃんごめんね -Kumamoto Intonation-
 〈ばあちゃんごめんね〉は〈ONE〉のポエトリー・リーディングとして作り、それにメロディをつけてアルバム《はるか》に収録した。
 2016年、俺の故郷の熊本で大きな地震が起き、〈ばあちゃんごめんね〉を熊本弁でポエトリー・リーディングしたものを改めて作った。


《DAHLIA》の購入はこちらから




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2024年2月29日木曜日

TAKUJI, HISASHI & TOBEN

  ユニット名を決めた。

TAKUJI, HISASHI & TOBEN

 ダビング作業は続く。トーベンさんのベースが入って、ものすごいグルーブが生まれた。さすがだ。
 昨日はトーベンさんのコーラスダビング。白浜さんも言っていたが〈路傍のロック〉の滑舌に苦労していた。
 〈欲望〉を作った時から、たまに八分音符が並ぶ言葉の洪水のような歌を作る癖ができた。今回の《DAHLIA》の〈Shape Of Life〉しかり。
 今日は俺のダビング。コーラス、アコギを重ねて、サウンドをタフにしていく。

 告知前だが、7/27(土)新宿御苑 Rutoでの初ライヴを決めた。


Photo : Takuji


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2024年2月26日月曜日

『世界で最後の花』

  ジェームズ・サーバーの絵本『世界で最後の花』を読んだ。1937年の初版で、去年、村上春樹氏の訳で復刊された。
 シンプルな言葉、サーバー本人のシンプルな絵。ほぼ盲目だったという解説には驚いた。
 戦争がおこり、何もかもが消え去った世界。そこに世界で最後の花が咲く。人は愛を取り戻す。そして憎しみもぶり返す。争いはくり返される。
 手前味噌ではあるが〈種の歌〉と同じテイストだ。

 今年になって初めて文庫化された『虹をつかむ男』はユーモアあふれる短編集だ。何気ない日常に潜むずれがウィットに富んだユーモアで綴られる。1947年に『虹を掴む男』、2013年に『LIFE!/ライフ』というタイトルで映画化された。


Photo : Takuji


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